よくあるご質問

設計に関してのよくある質問

設計事務所はどんな事を行う会社なのですか?

建物を建てる上で多くの建築物の場合、建築確認など申請を市役所・民間検査機関などに提出しなければなりませんが、それらの申請は建築士の資格を求められます。また、建築基準法など様々な法律が関係してきます。設計事務所では、施主の要望と、デザイン、関係法規を総合的にクリアし、図面化する事と、現場に対する監理業務を行います。

 

設計事務所に設計を依頼すると割高なイメージがあるのですが・・

家をはじめ、建物を建てるには必ず設計図が必要です。それは、工務店や建設会社に頼んでも同じことです。
かえって、設計図を基に同じ条件で複数の建設会社から見積る事が出来るので安くなる場合もあります。
設計料はその業務量に応じて、複数のランクがあります。設計料の安い順に、

  1. 設計のみ・・・建築確認が下りる程度の図面・プラン等・監理は建設会社の良心に任せます。
  2. 設計・監理・・建築確認が下りる程度の図面・プラン等 現場監理業務
  3. デザイン設計・監理・・造作キッチンや埋め込み家具等、詳細にわたって図面を描きます。
  4. オープンシステム・・分離発注用の図面を描きます。

建物の構造・規模が決まれば、お見積りをお出しすることが出来ます。

 

家が完成するまで、どのくらいの日数がかかりますか?

木造2階建て、1世帯住宅であれば通常、2から4か月程度が設計期間です。それを基に見積もりを取り、1か月、工事期間が4~6か月と考えるとトータルで設計から完成まで7か月から11か月程度です。
ただし、しっかり時間をかけた方が設計事務所のメリットも活かせますし、見積もりも煮詰める事ができます。
着工後は日数よりも、丁寧な工事を重視した方が、良い作品が出来ることにつながります。時間的ゆとりを持つ事をおすすめします。

 

リフォームにするか建替えにするか悩んでいます。

リフォームより、建て替えた方が安かった・・という相談を聞く事があります。
築30年近いの建物になると、現行の建築基準法に不適合であったり、ダメージの状況も千差万別です。
まずは建物診断を行い、将来性やニーズに合ったアドバイスを致します。

 

土地をまだ決めていないのですが、土地を買ってから相談した方がよいですか?

例えば50坪と聞いても、どのくらい庭の広さがとれるのか、どんな家が建てれるか、ピンとくる方は少ないと思います。
また、土地の欠点を建物で補う事ができ、安い土地で良い家が建てれるかもしれません。
土地選びから相談いただければ、総合的なアドバイスを致します。

 

 

オープンシステムについてのQ&A

オープンシステムの最大の特徴は何ですか?

工事を建設会社などに一括発注するのではなく、基礎屋さん、大工さん、電気屋さんのように、専門工事業者に分けて発注するところです。
国交省で分類する『CM』(コンストラクション・マネジメント)と称される方法です。
オープンシステムではこのCMを、委託された設計者が行いますので、正確には、『ピュアCM』または『D・M』(デザイン&マネジメント)に当たります。

 

建設会社抜きで大丈夫なのでしょうか?

超高層ビルや特殊な建築の場合は、スーパーゼネコン抜きでは無理でしょうが、住宅規模の工事ならば、そのノウハウや技術は、建設会社よりむしろ専門工事業者にあります。
よって、設計者が専門工事業者と打合せをして調整を図ることで、充分可能です。
㈱イシタケではオープンシステムでマンション・店舗・住宅・リフォーム等の実績があります。

 

施主にとって面倒ではありませんか?

面倒かどうかは、人により受け止め方が違うと思われます。
設計者と打合せしたり、材料を選んだり、業者を選択したり、契約書に印鑑を押したり、出来高に応じて支払いをすることが面倒ならば、オープンシステムにするべきではありません。面倒ですから。それらのことが、面倒と思わない方には楽しい家づくりが出来るでしょう。

 

銀行ローンでも可能ですか?

銀行・JAローン等のローンはもちろん可能です。

 

専門工事業者が倒産したら?

建設会社も倒産する時代ですから、専門工事業者が倒産しないとはいえません。工事中にもし倒産したら・・・(建設会社の場合は大変なことになりますが)オープンシステムならば、実害はほとんどありません。なぜなら、出来高支払いをするからです。完成後に瑕疵による事故(雨漏りなど)が発生し、その原因となった専門工事業者が倒産していた場合は、オープンシステム建物登録制度による支援で修補することが出来ます。

 

瑕疵担保履行法による保険はどうなりますか?

オープンシステムのような建築主による分離発注でも、住宅の品質確保を促進する法律(品確法)や住宅瑕疵担保履行法に該当することが、国交省より示されました。よって、2009年の10月以降に完成引渡される新築住宅については、住宅瑕疵担保履行法により、該当部分の工事を請負った業者は、保証金を供託するか、住宅かし保険に加入するかの方法により、瑕疵担保責任を履行するための資力を確保することが義務付けられます。オープンシステムでは、国交省の認定を受けた指定保険法人との協力により、一番安い保険料で住宅かし保険に加入することができます。

 

予算をオーバーすることは無いのでしょうか?

分離発注に限ったことではありませんが、予算オーバーすることはあります。それは、設計の内容(建物の規模や仕様)が大き過ぎて、予算と釣り合わない場合です。一括発注の場合は、予算に合わないと工事契約できませんから、自ずと着工前に調整されるわけですが、分離発注の場合は、部分的に工事契約ができ、着工できてしまうので注意が必要です。つまりこうです。㈱イシタケでは予算に合うような設計を心がけますが、各専門工事業者等からの見積が揃うまでは総工事金額が確定しません。見積りが揃った段階で、予算をオーバーしている場合は、①材料や仕様の見直し、②工事範囲の見直し、③面積や高さの見直し、④ネゴシエーション等により、予算に合うように調整を図ります。これらの調整は着工前に行っておくことが重要で、場合によっては2~3ヶ月程度必要とします。これを疎かにして、総工事金額を掴まないまま着工してしまうと、予算に合わせるのが困難な場合が多いことから、少なくとも着工時点では80%以上の契約を結んでおくことをお勧めします。それとは別に、工事中には予想もしない事態が発生することもあります。そのようなリスクに対処するために、リスク調整費(コンティンジェンシー)を予算化しておくことも大切です。リスク調整費は、工事の難易度や規模により見込んでおくものですが、新築工事の場合3~5%、増築工事やリフォームの場合5~10%位、用意する場合が多いようです。

 

工事費は本当に安くなりますか?

オープンシステムは単純に工事費を安くすることが目的ではなく、設計事務所はコストの透明性を上げることを目指しています。そしてコストがガラス張りになると・・・、結果的に安くなるようです。どれだけ安くなるかはケースバイケースで一概には言えません。ただ、間違いなく言えることは、建築主が支払う建設資金は、直接、現場で汗を流す専門工事業者等に渡ることです。これにより、建築主からは「ごくろうさま」の、工事業者からは「ありがとう」の関係が生まれ、工事中はもとより、完成後のアフターフォローにも、良い関係(つながり)が続くようです。

 

設計者の報酬は高すぎませんか?

オープンシステムは、設計中から工事完成まで、設計監理者をかなり拘束することになります。特に、専門工事業者等に見積りを依頼する業務、見積り内容を精査し適切かを評価する業務、全体予算と見積り総額が適正かを見極め調整する業務、どの工事業者に発注するかを建築主と協議する業務、工事業者からの提案や質疑に答える業務、各業者と工程を協議して工程表を取りまとめる業務、現場の進捗に合わせて工程の調整を行う業務、工事が設計どおりに行われているかを検査する業務、補足図やスケッチなどで工事業者に設計意図を正確に伝える業務、ショールーム・問屋などに建築主を案内し現物により判断を促す業務、工事内容を記録する業務など、設計監理者を通常よりかなり拘束することになります。報酬が高いのはそのためで、経験した建築主の皆様は、「契約のときは内心高いな・・・と思っていたが、完成したら納得した」と異口同音におっしゃいます。

 

希望を叶えてもらえるにしても、莫大な費用を勝手に請求されるのでは?

お客様の希望を叶えつつもご予算に合わせられる形になるまで図面の段階でしっかりとした打ち合わせを致します。こちらが勝手に独断専行することはありません。

 

アイランドキッチンが欲しいんだけど、既製品はどれも高くて…

通常のI型キッチンを選択し、これを改良することでアイランドキッチンに仕上げることが可能です。既製品に頼らない家造りができることがオープンシステムの利点の一つですね。

 

家造りに詳しくなく、細部まで詳細な展望が無いのだけど、上手く相談できるのか不安…

プロの設計士が真摯に家造りの相談に乗ります。豊富なアドバイスによって、今まで知りもしなかった情報が聞けるかもしれません。悩む前にまずご連絡を。

 

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